【セミとは】雨の日の次の日はセミが増える?セミ恐怖症の人に知ってほしいセミの生態【セミ恐怖症】

セミとは
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セミの鳴き声を聞いただけでゾッとする、それがセミ恐怖症。実は、セミには意外と知られざる生態があることをご存知でしょうか。今回は、セミ恐怖症の人にも安心して読める、セミにまつわるさまざまな豆知識をご紹介します。

雨が降った翌日はセミが羽化しやすい?

筆者は、「雨が降った後はセミがたくさん出てくるよ」と聞いたことがあります。しかし、どこを調べてもそんな話は載っておらず…。もしかしたら他にきいたことがある人がいるかもしれないと思い、調べてみました。

セミの羽化は、蒸し暑い日が続いた後の雨が降っていない日に行われます。日が傾き、暑さが少し和らいだ夕方6時頃から8時前までの時間帯に、幼虫が地面に出てきて、高い場所に上って羽化を始めます。

https://kids.rurubu.jp/article/63270/

※こちらのリンク先は実物写真・イラストふんだんに使用されていますので苦手な方はご注意ください

高校生や小学生がよく研究して資料としてまとめてくれているのに驚きつつ、沢山の人がセミの羽化に興味があるようで、まだまだ研究しがいがあるようです。(筆者は御免被ります)何個か拝見するに、やはり雨の次の日に羽化が増えるという研究結果はみつかりませんでした。現時点での結論は、「んなこたぁない」です。

ではなぜ、「雨が降った後はたくさんセミがでてくる」という人がいるのか。上記の引用ページや他の資料・研究結果にもある通り、雨の日にはセミが鳴かないことが関係しているのかもしれません。

雨の日は気温や湿度の関係から、セミの活動が鈍くなるようです。これは羽化だけでなく、鳴くこと(求愛行動)にも言えるそうで、雨の日のセミは木陰や物陰でおとなしくしています。体感的に雨の日はセミがいないかのように感じてしまいますよね。(もちろん雨なのに鳴いている空気読めない系セミもいます)

その翌日に晴れてセミがギャーギャーないていたら、その落差でセミが増えたと思ってしまうのも無理はないかもしれません。

セミは蛹(さなぎ)にならない

え?成虫になる前に固まるじゃん!見たことあるよ?という方もいらっしゃいますよね。せみのぬけがらなんてそこら中にあって珍しくもなんともありません。実は、セミは不完全変態という成長の仕方だそうです。脱皮をして成虫になってるだけなんですね。

セミの他にはトンボ(ヤゴ→トンボ)、バッタ、カメムシ等が不完全変態類に属されます。詳しくは調べて見てください。(筆者は虫が大体苦手なのでこの情報だけで勘弁してください)

知らない人は知らない新事実かもしれません。筆者もなんとなく蛹から羽化しているものと思い込んでいました。「セミのことよく知らないから怖いんだよ」と次に言われることがあったらこの知識を真っ先に披露してやろうと思います。

セミは夜のほうが活動しやすい?

これは筆者も体感しています。本来いないはずのセミが、夕方や夜に飛び回っている…。なんなら昼よりも飛んでいるような。子供の頃は、セミは昼に鳴きまくり、飛び回り、夕方頃にセミファイナルなイメージだったのですが…。

  • 25度以上の熱帯夜
  • 25度未満や雨の日はセミが鳴かない(鳴きづらい)
  • 街灯など夜中でも明るい場所
  • 夜鳴くセミの種類は「アブラゼミ」「ニイニイゼミ」(ミンミンゼミも?)が多い(例外あり)

上記条件が揃うと、夜でもセミが鳴き始める模様。

なので、東京だけ夜にセミが鳴くというわけではなく、大阪や名古屋など都会ではこのような現象が起こっている地域は多いんじゃないでしょうか。

https://inakadaisuki.com/cicada-cry-at-night/

※こちらの引用先ページにはセミの実物写真・イラストはありませんでした

個人の方のページですが、筆者が得た情報も似たようなものでした。追加するなら日中気温が33度を上回ると、気温が下がってから騒ぎ出すらしいという情報も見られました。

つまり、セミが鳴いたり飛んだりする条件があり、夜にその条件を満たす場合は構わずに鳴くということですね。夜のほうが活発に活動しているとは言えませんが、夜のほうが活動しやすい日もあるとは言えるようです。

セミは乱獲されている?それを禁止している場所がある?

埼玉県川口市の公園に「食用としてセミの幼虫の捕獲はやめて下さい」という看板が設置されています。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000134522.html

※引用先の動画にセミの鳴き声・実物の映像が入っています。苦手な方はご注意ください。

数年前にネットでも大きく話題になりました。特に”大量””食用”というパワーワードでインパクトを残しました。近年は撤去されている場所が多いものの、引用の川口市以外にも何箇所か同様の看板が目撃されています。

セミから逃げ回っている我々もいれば、食べようと追いかけ回している人もいる…なんだか不思議な世界ですよね。

まとめ

知らなかった豆知識はありましたか?筆者の可能な限り調べましたが、不確定な情報もありますので、気になった項目については是非ご自身でも調べてみてくださいね。知識をつけることでセミ恐怖症が改善できる可能性もあります。楽しい夏を迎えるためにも、一緒に励みましょう!

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