自分の身は自分で守る
セミのせいで叫ばない為にできる事は、自分の身を守ることです！これはマッチョなセキュリティを何人も配置するよりもよっぽど効果的です。
街なかに溶け込める自然な防御から人の目を気にしない防御特化の物まで、ご自身にあったアイテムを探してみてくださいね！
日傘・雨傘
セミ恐怖症の防御としては有名すぎますが、最初におすすめしたいのは傘です！
筆者としても、セミが怖くて外に出られない方に是非試していただきたいと思っています。筆者は日傘を差すタイプではなかったのですが、護身用（セミ対策）に日傘を購入してからその快適さに手放せなくなりました。
昨今は雨傘兼用のものや男性用のシンプルなデザインも増え、気軽に日傘を差して歩けるようになりました。使ってみるとわかるあの涼しさ…なぜもっと早く使わなかったのかと後悔したほどです。
傘がセミ対策にいいと言われる理由は、その安心感と見た目の自然さにあります。セミが怖いけど完全防備で目立ちながら歩く勇気が出ない方にこそ試して頂きたいグッズの一つです。
傘をさすことで、突然のアタックを物理的に防いでくれることはもちろん、視界を狭めて姿を見ずに歩ける上、とじれば近寄らずに死骸をよける棒にもなります。なによりも、「いざというときは傘がある」という保険のような安心感があるのが日傘の良いところです。もちろん本来の紫外線対策としても機能するので夏の外出には欠かせない存在になります。
見た目に違和感がないことも大きいですよね。セミでパニックになって悪目立ちした事がある方になら共感頂けると思いますが、筆者は「セミで叫んで白い目で見られるくらいなら、奇異な格好でも完全防備して目立つ方がマシかもしれない」という考えが毎年よぎっていました。勇気がなくて実行出来ないのですが。
それも日傘を持ち歩けば解決です。「夏に日傘を持ち歩いているだけですがなにか？」感がメンタル的にも大きな支えとなります。曇りでも差して歩きますが、今の所白い目で見られるような経験は一度もしていません。（自分も人が曇りの日に傘差してても何も思いませんしね…）
体はガラ空きなので完全防備とはほど遠い防御力ですが、飛び回るセミを遮断できるのでパニックになることは避ける事ができます。意外と精神的な支えの面がかなり大きいのかもしれません。外に出られないほどの恐怖を感じる方も、お守り程度の気持ちで差してみてください。
イヤホン・ヘッドホン
筆者に限らず、セミの「音」がとにかく苦手という方も多いのではないでしょうか。イヤホンやヘッドホンはつけっぱなしで路上を歩くと大変危険ですので推奨はできません。ですが、どうしても必要な時（セミがいそうな並木道を通る時、ひどい動悸やパニック時など）はその間だけ装着して危機を乗り越えていくことも選択肢として持っておきましょう。
私事ですが、筆者は耳がちっさいのでイヤホンが苦手です。なので基本的に夏の移動中は首にヘッドホンをぶら下げて、ピンチの時に装着できるようにしています。好きな音楽を流してセミの音をかき消し、身を縮めてそそくさと木の前を通り過ぎます。
ノイズキャンセリング機能がついていると尚いいのでしょうが、筆者は数年前の夏に命からがら入ったゲームメインの電気屋さんで購入したシンプルなものを使用しています。(こちらです)セミの防御としては十分機能していますが、折角のヘッドホンなので高機能なものを使うのもいいですよね。
ちなみに筆者は特にセミが鳴き止むタイミングで恐怖心が爆発します。
「ジ〜ジ〜ジ〜」
「ジ〜ジ〜ジ〜」
「ジ〜ジ〜ｼﾞｯ……」
・・・っぎゃああああああああああ(白目・爆音・変な走り方)
今想像しただけで肩に力が入りました…。理由はおそらく“飛び立ちそう”だからですね。セミが鳴き止む度に叫んでいたら通報されるのも時間の問題なので、ヘッドホンで音を遮断して、なるべくセミの音を聞かないようにしています。
鳥や少年がセミを捕まえると、町中に響き渡ってるんじゃないかという音量で「ビビビビビビビ」とか「ギャギャギャギャギャ」とか鳴くことがあります。そんな時もサッとヘッドホンで音を遮断すればパニックにならずにすむので、外を歩く時には首にかけておくと安心です。イヤホンもヘッドホンも、傘と同じで見た目が悪目立ちしないのもメリットです。
セミ恐怖症の同志の為のイヤホンとヘッドホン厳選記事はこちらから
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木酢酢
もくさくす と読みます。あまり聞き馴染みのない方も多いかと思いますが、焼いた木材が原料で弱酸性の液体です。園芸でよく使用されています。虫除けになり、セミも嫌うので撒いた箇所によせつけない効果が期待できます。
「セミが寄ってこないなんて最高やんけ！ベランダにばら撒いたろ！！！」と歓喜するのは待ってください。この液体、ひじょ〜〜〜…に臭いが強いんです。その臭いは独特で強烈、なかなか消えないので庭にばら撒いてご近所トラブルになった方もいます。扱いには十分気をつけましょう。
また、セミが意図的にこちらに向かっている場合は有効ですが、鳥が落としたり何かにぶつかったり不可抗力で敷地内にいる場合もあります。その場合はあまり効果がないかもしれません。まずは少量から試してみるようにしてください。
まとめ
お出かけ時と敷地内を防御するグッズをご紹介しました。使ってみたいグッズはありましたか？
有名な対策グッズばかりなのでご存じの方も多かったのではないでしょうか。攻撃は最大の防御ということわざもあります。やられる前にやってやる！という勇者の方は【攻撃編】もごらんください。
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