春に出るセミもいる?セミパニックに備えよう
日本産のセミ類中いちばん早い時期にでる種類。4〜7月ごろ平地のマツ林で,「ギーャ,ギーャ」と鳴く。マツゼミ,マツムシなどとよばれる。体長:22〜31mm。見られる時期:4〜7月。分布:本州・四国・九州。(昆虫類 カメムシ目 セミ科)
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そのままハルゼミという種類のセミです。比較的小さいサイズのセミではあるものの、分布を見ていただければ分かる通り、全国のほとんどで見ることができるセミです。ただし、”平地の松林”によくいる種類なので必要以上に警戒する必要はない方が大半ではないでしょうか。
とはいえ、残念ながら4月からすでにセミはいるということです。出会った時のショックを減らすという意味でも存在を知っておくことはとても大切です。
夏はもうすぐ!今からできる準備とは?
本格的にセミの成虫が活動しだすのは地域と種類にもよりますが大体は6月下旬〜7月初旬から。(セミの特徴をまとめたページはこちら)
我々セミ恐怖症にとっての試練が始まります。春の間にできる準備をまとめました。
セミ恐怖症が夏に向けて備える準備:精神面
- 情報収集
- 自己暗示
- 体調管理
- 心理療法
情報収集
セミの発生時期や場所、鳴き声の種類などセミの生態について事前に情報収集を行い、予測可能な状況に備えることが出来ます。また、他の同志の対策や撃退方法を知ることで自分にもできる事があるかもしれません。
通勤や通学をしている方は、夏用の道を調べておくことも有効です。木や土が少ない道、公園を通らない道を春の間に調べておくと困ったときの手札になり得ます。遠回りになる時は、かかる時間も調べておくと便利です。
自己暗示
効果が顕著に現れるものではありませんが、自分に言い聞かせてみることが功を奏する場合もあります。「セミは毒も針もない」「私はセミよりも圧倒的に強い」といった自己暗示を繰り返し行い、自信を持つことで学んだ対処法を冷静に実行できる可能性をあげることができます。
体調管理
十分な睡眠や栄養バランスのとれた食事、運動などで体調を整えることも重要です。健康な状態で臨むことで、精神的にも強くなることができます。何事も健康第一!夏の暑さで体調を崩さないためにも、春から準備できると最高です。
心理療法
専門のカウンセリングや心理療法を受けるなら、早めの受診がおすすめです。また、セミ恐怖症の原因や対処法について学び、心のケアを行うことも有効です。カウンセリングや心理療法は1度受けて速攻効く!というものではない場合がほとんどです。時間に余裕があるうちに専門の医療機関に相談することで、治療の選択肢も広がる可能性が高いでしょう。
セミ恐怖症が夏に向けて備える準備:グッズ
- 殺虫スプレー
- 外出用のアイテム
- 室内干し用グッズ
殺虫スプレー
最悪の事態に備え、攻撃手段を持っておきましょう。これがあれば心の安寧にも繋がります。携帯用の商品もあるので外出時にも使用できます。万が一家の中に侵入されてしまった場合にすぐ手に取れる場所に保管することも重要です。
外出用アイテム
上記の携帯用殺虫スプレーも含め、セミ恐怖症が外出時に持っておくべきグッズを用意しておくことも重要です。特に日傘は物理的にも飛んできたセミから身を守ることができるので一つは持っておくと安心です。
セミに会わないために生活習慣を見直す
生活習慣を変える事はとてもむずかしい挑戦ですが、出来てしまえばセミとの遭遇率がかなり下がる可能性が高くなります。
移動手段を変える
夏の間だけでもいいので、移動手段について検討してみましょう。自家用車→タクシー→バス→電車→自転車→徒歩の順でセミとの遭遇率が低いと言えます。車での移動が難しい場合は、木が近くにないバス停を探す、歩いて通っていた駅までバスに乗る、など工夫することが大切です。
洗濯物を室内干しにする
よく語られる”洗濯物と一緒にセミを室内に持ち込んでしまった”という経験談。確実に避けるために洗濯物を室内干しで乾かしましょう。乾燥機や浴室乾燥機を駆使したり、部屋に干して扇風機を当てるなど室内で乾かすことは難しいことではありません。臭いや雑菌が気になるという場合は室内干し用の洗剤・柔軟剤も売っています。セミが室内に入り込む可能性と比べてどちらを優先するべきか検討してみてください。どうしても室内干しが難しい場合は、コインランドリーの利用も一つの手段です。
朝・夕方の外出を避ける
夏の最も暑い時間帯はセミに遭遇する確率が下がります。夏の間だけでも、なるべく昼の日が高い時間に移動するようにしましょう。ただし、その時間帯の日光や気温は、人間の健康にも影響がありますので紫外線対策と熱中症対策をお忘れなく。意外に思われる方もいますが、夕方〜夜もセミは飛び回ります。道に落ちているセミがのたうち回るセミファイナルも、夕方から夜によく見ませんか?セミ恐怖症にとっては真っ昼間のほうがずっと安全です。
まとめ
春の間にできる準備をお伝えしました。取り入れることが難しいものもありますが、できることは事前に準備しておきたいですよね。セミの鳴き声が聞こえてから慌てることのないように、今からしっかり対策して今年も夏を乗り切りましょう!
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